更新日:2017/11/08
かに旅行の魅力
かに好きなら行ってみたいのが、かに旅行。日頃食べられない生のかにで作った料理を思う存分満喫した後は、温泉にゆっくり入って日頃の疲れを癒す……考えただけで顔がほころびますね。
越前がに、松葉がに、間人がになど、日本には美味しいブランドがにがたくさんあります。かにを食べることを主たる目的にしたかに旅行は、かにが獲れる地域に行くのが一番です。
普段ネットなどで取り寄せる冷凍のかにも美味しいですが、かにの本場では、時期によっては新鮮な生のかにをさばいたものも料理に使われます。その風味・味はやはり本場ならでは。しかし、時期によっては冷凍のかに料理の場合もあります。もし生のかにで作った料理を食べたいならば、時期に注意するのがよいでしょう。
また、日本には温泉が多いですから、かに旅行にも組み込みたいものです。どんな温泉かもしっかり調べて出かければ、楽しさもひとしお。ぜひ下調べをしっかりとして、かに旅行に行きたいですね。
かに旅行で楽しむかに料理とは
かに旅行では、かにをどのように料理したものが食べられるかもチェックしましょう。
まずは王道のゆでがに。かに味噌とともに、思う存分かにの美味しさを堪能できる料理法です。そしてかにの刺身は、新鮮なかにがとれる産地ならではの食べ方でしょう。かにの甘味や旨み、食感を存分に味わってください。
かにしゃぶやかに鍋は、かにの旬が集中している冬にとても合う料理です。身体が芯から温まるでしょう。かに鍋の場合、かにの旨みが溶け込んだスープで〆の雑炊をするのも楽しみですね。焼きがにもぜひ味わってみたい料理の一つ。ゆでがにとはまた違った趣でかにを食べられます。かにが焼ける時の香ばしい香りも堪能してみましょう。
これらのかに料理がフルコースで食べられる宿などは特におすすめですね。
かにの食べ放題ができる宿も、かに好きなら行ってみたいですね。かにの食べ放題は、二時間など時間を区切ってかにをたらふく食べられるというものです。活きたかにの熱々のゆでたてを食べられる宿は特におすすめ。日本海側のかにの産地でなくても冷凍がにで実施している宿もあるので、気になる場合は調べてみるといいでしょう。
まずは行ってみたい富山・石川・福井
かに旅行に行くなら、かにが水揚げされる県に行くのが一番です。日本海側の県でかにが水揚げされますが、そのほとんどはズワイガニ。その中で水揚げされる場所によって名前が変わります。中でも「越前がに」が食べられるのが、福井県。越前がにの漁は毎年11月6日に解禁され、翌年の3月20日まで続きます。この漁の時期に行くことが、福井でのかに旅行を成功させる一つのポイントです。この時期には、旅行会社がかに旅行のツアーを組むので、そういったものを利用するのもおすすめです。しかし、ツアーに組まれない旅館や民宿などを探して行ってみるのも、目先が変わってよいのではないでしょうか。
石川県で水揚げされるズワイガニは、「加能ガニ」と言います。また、富山県で有名なのは「紅ズワイガニ」。どちらも越前がににひけをとらない美味しさですので、ぜひかに旅行で味わってみましょう。富山県産紅ズワイガニは、漁の解禁が越前がにより早く、平成28年では9月1日でした。
京都・兵庫・鳥取、それに北海道もマークしたい
京都の間人港で水揚げされるのが「間人(たいざ)がに」です。また、京都・兵庫・鳥取などにまたがってとれるズワイガニは「松葉がに」と言われます。このあたりも、かにとともに温泉が楽しめる宿が多いです。食べられるかに料理とともに、旅館の特徴についても調べるのがおすすめです。
北海道では、ほぼ一年中どこかの地域で毛ガニがとれています。活きた状態の毛ガニを料理したものは、なかなか北海道に行かないと食べられません。新鮮な毛ガニは、濃厚でクリーミーなかに味噌まで味わいつくすことができます。ぜひ北海道へのかに旅行も検討してみましょう。毛ガニの他、花咲がにやタラバガニも北海道へのかに旅行ではおすすめ。根室で主にとれる花咲がには7月からお盆前が旬です。タラバガニは宗谷や網走でとれます。
どこの県に行っても、温泉とセットでかにを食べられるところが多いです。周辺の観光スポットも一緒に調べて、満足のいくかに旅行のプランを練ってみましょう。